オーバーホール
ハーレーのキャブレターオーバーホールは、メンテナンスの中でも初心者の方にはとてもとっつきにくく、勇気のいる作業だと思います。
ハーレーのキャブレターオーバーホールとは要は分解して綺麗に掃除して、交換が必要な部品は交換するといった作業です。
長い間エンジンをかけずに放置されたハーレーはバッテリーも弱く、キャブレターからガソリンがポタポタ漏れていることもあります。
最近のバイクはインジェクション仕様といって混合気を直接シリンダ燃焼室に燃料噴射し爆発させている方式に変わってきていますが、昔からあるキャブレターによるガソリンと空気で混合気を作り出す方式は、ガソリンの劣化により詰まりで始動不能やエンジンの吹け上がりが悪くなったりします。
キャブレターは重要なパーツの一つです。
ハーレーのキャブレターオーバーホールを行う為に、まずサイドカバー、シート、フューエルタンク、バッテリー等取り外します。
キャブレターの取付バンド、エアクリーナーボックス、スロットルケーブル、チョークケーブルを取り外します。
フロート室のなかに、フロートバルブ、フロート、メーンジェット、パイロットジェット、メインノズルといった細かいパーツがありますので、各気筒ごとに整理してなくさないようにしてください。
Oリングは新品に交換しましょう。
メーンジェット、パイロットジェット、メインノズルは、針の穴ぐらいの所をガソリンが通ります。
ゴミやガソリンの劣化で詰まることがよくあります。
キャブレタークリーナーを吹きかけてきれいにします。
汚れがこびりついて落ちない時はつけ置きすることも必要です。
中をすべて洗浄したあと、すべての通路とジェットをエアーで吹いてください。
キャブレターの同調調整とアイドリング調整をし、カバー類を最初に外した通りにハーレーに組み付けて完成です。