ハーレーダビッドソン
ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー市に本部を置くオートバイ製造会社です。
1903年にウィリアム・シルヴェスター・ハーレーとアーサー・ダビッドソン、ウォルター・ダビッドソンの兄弟によって設立されました。
日本では1912年に日本陸軍が初めて輸入を行ない、後にサイドカーを中心として軍用車両として用いられました。
一時期は国内でライセンス生産・販売されたこともありましたが、製造メーカーが倒産した後は再び代理店による輸入販売のみとなり現在は1989年に日本法人のハーレーダビッドソンジャパン(株)が設立され正規販売を行なっています。
同社の設立以降個人平行輸入が激減し大規模販売ルートを確立させました。
各地に正規販売店、販売網を置きフランチャイズ契約を行っています。
ハーレーダビッドソン社製オートバイ最大の特徴は、大排気量空冷OHV、V型ツインエンジンがもたらす独特の鼓動感と外観で、これに魅せられた多くのファンがいます。
駆動はクランク運動をプライマリーケース内でチェインからベルトに変換され後輪へと伝えるベルトドライブです。
国産メーカーのアメリカンと呼ばれるカテゴリーのほとんどは、OHC、V型ツインエンジンでドライブ以外の特徴を真似たスタイルとなっています。
大排気化に伴い排ガス規制の適合が問題となっていました。
2001年からはマフラーに触媒技術が導入され、2007年には新車販売される全モデルがインジェクション化しています。
インジェクション化に伴い、エンジンのフィーリングなどが従来のキャブレター仕様のものと異なるためキャブ仕様のモデルがいまだ根強い人気を集めています。